環境や建築では社会への影響力の大きさから、
他のデザインを評価したり歴史的デザインを引用したりすることがよく見られる。
これが大量生産を前提とする工業デザインとなると、
商標登録やデザインの著作権などの権利関係から意匠を真似ることは禁じられる。
つまりデザインにオリジナリティが求められる。
ところが、売るために、あるいはトレンドだからとデザインの模倣がなされることはけっこう多い。
以下、
よく似たサイズとデザインで個性がないといわれる国内自動車産業のなかでも
(ほんとうは)独自の個性で知られるスバルの例
スバルの代表車種であるレガシーがオリジナリティの高いデザインであるのに対し
その下位に位置するインプレッサのデザインにはその時代の流行におもねる傾向が見られる。
(つまり真似と思える部分が見える)
1.旧型インプレッサのマイナーチェンジ時のフロントマスクは日本人初のフェラーリデザイナー奥山清行(ピニンファリーナ時)の「エンツォ・フェラーリ」ににているような・・・
2.新型インプレッサのサイドビューのラインはBMW1シリーズに近いような・・・
どれがオリジナルでどれが物まねかは、当ててみて・・・